女性のこころやからだに多くの影響を与える女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの２種類があります。

私たち女性の身体は、この２種類のホルモンのバランスをとるように脳内で上手に調整していますが、ストレスや寝不足などによる自律神経の乱れや、年齢などによってバランスが崩れてくると、様々な不調が現れます。

更年期症状、月経前症候群、月経痛、冷え、倦怠感、頭痛、うつ症状、皮膚トラブルなど、すべてが女性ホルモンの乱れが原因ではありませんが、多岐にわたります。

女性ホルモンはライフステージに合わせて変化していくものでもあるので、上手に付き合っていきたいですよね。

そこでアロマテラピーは女性の強い味方となってくれます。

香りはダイレクトに脳に届くため、女性ホルモンを調整している脳の部分にも届きます。さらにその影響は自律神経系や免疫系にも届くため、香りによって多くのことがケアできるのです。

女性ホルモンを整える働きのある精油は、

ローズ、ゼラニウム、ジャスミン、イランイランなどがあります。

また、体内でエストロゲンと同じような働きをしてくれる成分を含んだ精油には、

クラリセージ、サイプレス、セージ、フェンネル、スターアニスなどがあります。

これらの精油の香りを心地良いと感じたら、ぜひ取り入れてみてください。心地よい香りはあなたが必要としている香り、そしてその植物の持つ力を必要としている時です。

これらの精油を上手に取り入れ、更年期症状や月経前症候群が楽になった方、気持ちが安定した方、お肌の調子が良くなった方などたくさんいらっしゃいます。

注意点として、エストロゲン様作用のある精油は、ホルモン依存性の疾患がある方や治療中の方は使用を控えてください。ホルモンは目に見えませんが微量でとても大きな力があります。誤った使い方で、治療と拮抗する結果を招いた方々も実際に知っています。たかが精油、されど精油です。

毎日を快適に生き生きと過ごすために、是非アロマを取り入れてみてくださいね♪