北海道の精油 ~針葉樹の香り①~

北海道の精油といえば何を思い浮かべますか?

ラベンダーは有名ですね。

そしてもう一つ、針葉樹の精油です。

針葉樹系の精油は、大きく分けて4つに分類することができます。

<モミ> <トウヒ> <マツ> <ヒノキ>です。

その一つ、北海道に多く自生する “トドマツ(Abies sachalinensis)” は、マツ科モミ属<モミ>の針葉樹で、精油は枝葉から、水蒸気蒸留法によって採られます。

今回はなんと、4種類の北海道産トドマツ精油を手に入れることができました!

早速香ってみました😍

緑葉を感じる香り、木を感じる香り、シトラス系の香り、甘い果実を感じる香り。

共通の香りもあるけれど、産地によってこんなにも香りが異なるのかぁ~と感動(❁´◡`❁)

 

香りに違いがあるということは、含まれている成分の含有率も異なると思いますが、

トドマツの精油には、カンフェン、α-ピネン、β-ピネン、β-フェランドレン、リモネンなどのモノテルペン炭化水素類が多く含まれていて、鬱滞除去作用、強壮作用、抗ウィルス作用、抗炎症作用、鎮咳作用など、様々な効果が期待できます。

またエステル類の酢酸ボルニルも含まれているので、リラックス作用、不整脈調整作用の他、

モノテルペンアルコール類の免疫調整作用もあります。

お部屋に香らせるだけでなく、トリートメントにプラスするのもおすすめです。
そしてトドマツの精油は、花粉アレルゲンをコーティングして無毒化する作用が強いとの研究報告があります。

私が以前住んでいた東京西部には杉の山が多く、小さな子供から大人まで、かなり多くの人が花粉症に悩まされていました。花粉症の人にとってはこれからしばらく、つらい時期が続きます。

トドマツ精油を使ったスプレーを、マスクやお部屋、お洋服などにシュッシュッと試してみてください✨

レシピは簡単、50mlのスプレーボトルに無水エタノール40mlを入れ、そこにトドマツ精油を15滴ほど入れよく混ぜ、精製水を10ml入れたら完成です。他に好きな精油をブレンドしてもいいと思います。

オレンジやベルガモットなどの柑橘系や、ラヴィンツァラやユーカリなどスーッとした1-8シネオールの香りとも相性がよかったです。

またトドマツ精油は二酸化炭素や環境汚染物質を除去する芳香分子が多く含まれていることから研究され、製品化されているものもあります。

🍀一晩置いたムエットを香ってみると。。。

4つともほぼ同じ樹木の香りに!

揮発度の低い、セスキテルペン系の香りが残っていました。

これは香水に入れたら楽しめそうです😊


シェ アロマ Chez Arom  札幌のアロマテラピースクール&サロン

☆ホームページ

☆アロマテラピー体験レッスン

☆NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザーコース

☆NARD JAPAN認定 アロマベーシックコース

☆シェ アロマオリジナル1DAYアロマコース

☆スキンケアコース

☆\気軽に/アロマクラフトコース

「北海道の精油 ~針葉樹の香り①~」へのコメント

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です