ネガティブ・ケイパビリティとは、『どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力』をさします。
私たちは小さい頃から、問題を解決するためにはどうしたらよいか?ということをたくさん学んできますが、生きていると、どうにも答えの出せない、自分では対処できない状況に陥ることがあります。そんな時に、急がず、焦らず、その状況に耐えていく力がネガティブ・ケイパビリテです。
一見消極的にも思えますが、ネガティブ・ケイパビリテを持つことで、問題を表面的に解決するのではなく、本質を捉えることができるといいます。
帚木蓬生氏は小説家であり、現役の精神科医でもあります。たくさんの著書があり、深く、楽しく、私の大好きな作家さんで、そんな方が書いている本ということで手に取りましたが、それまで『ネガティブ・ケイパビリテ』という言葉を知りませんでした。この概念を知り、様々な状況の捉え方が少し変わったように思います。
どうにもならない状況下でも少しでも希望を持ち、明るい未来を想像し耐えていくには、脳の扁桃体という情動を制御する部位が関係していることがわかっています。
そう、扁桃体といえば、香りの芳香分子が最初に伝わる脳の部位です。
好きな香りで扁桃体を心地よい状態にすれば、ネガティブ・ケイパビリテを上げることの一助になるのではないでしょうか?
難しい言い方は抜きにしても、好きな香りというのは、どのような状況においても私たちの支えになってくれると思います。
多くの方が、一緒に伴走してくる好きな香り出会えますように✨
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