北見市にある、ハッカ記念館と薄荷蒸溜館に行ってきました。
戦前北見は上質なハッカの産地であり、ハッカ油は世界シェアの7割程を占めていましたが、戦争によってハッカ産業は幕を閉じました。
記念館ではハッカ産業の貴重な歴史を知ることができます。
蒸溜館では昔の蒸留器を見ることができ、現在もハッカの蒸留が行われていてその様子を見学することもできます。
また事前に申し込みをすることで、ハッカ油を用いたクリーム作りを体験することができます。
北見で栽培されている和ハッカ種から採れる精油は、“取卸油”と呼ばれ、メントールを60%以上含むものです。あまり流通していない貴重なものです。
よく見かける“ハッカ油”は、10℃以下になると結晶となる、メントールという成分を分離したものです。メントールは使用する際に注意が必要なので、メントール含有量の少ない“ハッカ油”は安全に使うことができます。メントールの結晶は“ハッカ脳”と呼ばれ、芳香や消臭、防虫など様々な活用ができます。
暑い夏にスッとしたハッカの香りに包まれ、ハッカの歴史を知り、蒸留体験ができる貴重な所です。ご興味のある方は是非一度訪れてみてください✨✨✨
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