ケニアのお土産に、珍しい精油をもらったのでご紹介します。
ケニア大学が商品化しているようです。
『Cedarwood』と書いてあります。
手元にこの精油のことが記載してある資料がないので、ネット上での情報ですが。。
和名:プロセラビャクシン 英名:アフリカンジュニパー
学名:Juniperus procera
別名:アフリカペンシルシダー、イーストアフリカジュニパー、ケニアシダーとも呼ばれる。
ヒノキ科
東アフリカ(ケニア)が産地
高さ30-35mの針葉樹
”Juniperus”はヒノキ科針葉の一属(ビャクシン属)で、私がアロマテラピーで使うものでは、
ジュニパー(Juniperus communis)とシダー(Juniperus virginiana)があります。
Juniperus proceraの精油の情報があまりありませんが、ケニアやエチオピアの研究報告によると、
『成分には、3,4-ジメチルビフェニル、α-セドレン、トランス-ゲラニオール、オイゲノール、α-テルピネオールが含まれます。木材には 0.5 ~ 3% のエッセンシャル オイルが含まれており、最も重要な成分はセドロール (23 ~ 79%) です。葉のエッセンシャルオイルは、抗酸化作用を示しています。葉と樹皮には、抗菌活性を持つジテルペンが含まれています。樹皮には約3.5%のタンニンが含まれています。
アフリカの伝統医学では、若い小枝を挽いて腸内寄生虫に対して使用します。リウマチの人は、焦げた小枝や円錐形の種子の煙にさらされることで治療されます。煙は去痰薬としても吸入されます。乾燥させた葉をすりつぶして、人や動物の傷に塗ります。葉を加えた温浴は、熱の治療に使用されます。樹脂は潰瘍に適用されます。獣医学では、みじん切りにして細かくすりつぶした葉を水と混ぜて、馬やラバの胃の病気の薬として使用しますが、乾燥した若い枝の煎じ薬はラクダのかゆみの薬です。』
と書いてあります。香りはシダー(Juniperus virginiana)に近い感じがします。
セスキテルペンアルコール類のセドロールには、リンパ強壮作用、静脈強壮作用、鬱滞除去作用、鎮咳作用、鎮静作用があります。
成分の研究が進むと使い方に納得しますが、昔の人たちは経験的に使い方をわかっていたのはすごいと思います。
アトラスシダーはマツ科、シダーはヒノキ科。
同じシダーと付いているのにマツ科とヒノキ科があるなんて。
和名や英名になるとややこしいですね。
こんなのもあります。ヒマラヤスギという和名の植物はマツ科。
学名を確認することが大切ですね。
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