多くの精油に、抗菌作用、抗真菌作用、抗ウィルス作用があり、ここもアロマが得意とする分野の一つです。

☆強い抗菌作用(細菌による感染を抑制する作用)のある精油
・クローブ
・シナモンカッシア
・オレガノ
・タイムチモール
・タイムサツレオイデス

☆強い抗真菌作用(カビによる感染を抑制する作用)のある精油
・ラベンダーアングスティフォリア
・シナモンカッシア

☆強い抗ウィルス作用(ウイルスによる感染を抑制する作用)のある精油
・ラヴィンツァラ
・バジル
・シナモンカッシア

まだ沢山ありますが、特に強いと言われるものを挙げてみました。

ラベンダーアングスティフォリアやラヴィンツァラは安全に使うことができますが、他の精油は皮膚刺激も強いので、体に使うときは濃度などに注意が必要です。

私達が普段、風邪と呼んでいる症状を引き起こす原因は、9割くらいはウィルスによるものと言われています。抗ウィルス作用があって禁忌もないラヴィンツァラはお勧めの１本です！

抗生物質をむやみに使ってしまうと耐性菌ができてしまい、薬が効かなくなってしまうというようなことを耳にしたことがあると思います。

精油の素晴らしさの一つに、“耐性菌を作らない”ということがあります。

化学的に作られた抗生剤は、それぞれ特定の菌に狙いを定め効くようにできています。なのでしっかりと薬が効けば、菌によって引き起こされていた症状は劇的に改善します。しかし菌も必死で生きようとしています。何度も同じ薬がくれば、それにやられないように自分を変化させてなんとか生き延びようとします。それが耐性菌です。

一方、精油には、大抵数十種類以上の成分が含まれているため、菌はその全てから逃れるように変化することはできないと言われています。精油をブレンドして使えば、更に耐性菌をつくることは難しくなるでしょう。