最近“セロトニン”という言葉をよく耳にしますよね。
セロトニンは、気分や睡眠に関わる脳内の神経伝達物質です。様々な研究がされており、セロトニンの低下によって起きる、うつ病の予防や治療、睡眠障害の改善に役立てられています。
俗に“幸せホルモン”と言われ、分泌されることによって自律神経を整えて幸福感をもたらし、こころの安定に役立つとされています。
睡眠を促すホルモン(メラトニン)の原料にもなるため、起床後に朝日を浴びたり、適度な運動をして、セロトニンの分泌を促すことが良質な睡眠には大切です。
セロトニンの元になるアミノ酸(トリプトファン)は、大豆、ナッツ、牛乳、バナナ、エビ、カニなどに含まれています。腸内で合成されたセロトニンがそのまま脳に届くわけではありませんが、「脳腸相関」というように、腸と脳は密接な関わりがあるため、腸内を整えておくことはとても大切です。
精油にも、セロトニンの生合成に関わる物質を含むものがあります!
例えばマンダリンの精油で、ヨーロッパではうつ病の治療など臨床での使用実績があります。
他にもラベンダーやカモミールなど、セロトニンの分泌を促す精油もたくさんあります。
また精油の中にはローズやネロリなどのように、セロトニンの分泌と関わりのある、“オキシトシン”という幸せホルモンも活性化させることができるものもあります。オキシトシンは不安や恐怖を和らげ、優しい気持ちにさせてくれるホルモンです。
このように天然の精油の香りは、自律神経を整え、さらに様々なホルモンのバランスも整えてくれるため、ストレスに負けない、安定した豊かな生活を送るために、とても効果的と言えます。
ちなみにセロトニンには、痛みなどの苦痛な刺激によって、不快情動を引き起こすタイプのものも発見されています。
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