チンキ(ティンクチャー tincture)とは、ハーブをアルコールに浸けて有効成分を抽出した液状のものです。
水溶性の成分だけでなく、水やお湯では抽出できない脂溶性の成分も抽出することができます。
化粧水やクリームなどの基材になるだけでなく、ホワイトリカーやウォッカなどで浸ければ飲むこともでき、様々に活用できます。
昔から人々は、いろいろな植物をアルコールに浸け、生活に用いてきました。
採れたハーブを比較的長く保存することができるということもあり、私の家には、ローズマリー、どくだみ、アロエ、エキナセアなどなど色々なチンキがあり、日常的に活用しています。
その中の一つ、昨年作っておいた、“本ゆずの種のチンキ”を使って、クリームを作ってみました。
ゆずの種がいいとは聞いていましたが、ゆずの種のチンキを作ったのは初めてです。
ゆずの種の周りにはねちょねちょとしたものが沢山ついていますが、あれはユズペクチンという水溶性の食物繊維が多く含まれた物質です。それがお肌にいいだけでなく、食べればコレステロールの抑制や、整腸作用なんかもあるようです。
ミツロウとゴールデンホホバ油で綺麗な黄色いクリームになりました。
ゆずの種のチンキには香りがないので、ゆずの精油を加えてゆず感を出してみました。
暖かい季節になってきましたが、指先はなにかと乾燥してしまいがちなので、寝る前にハンドクリームとして使っています。ゆずの香りに癒されとてもいいです。
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